田中克昌

1978年 生まれ

2005年 ニューヨーク州立大学FIT校写真学科卒業

Whitney Cox photography, amanaを経て

2007年〜2016年 GA Photographers所属

2016年より フリー

私は建築写真についてそのほとんどを2016年まで勤めていましたGAでの経験から学びました。

ここでは自己紹介として代表であった二川幸夫先生とのことを書かせていただこうと思います。

 

GAフォトグラファーズの面接で初めて二川幸夫先生とお会いし言われた言葉は

『日本一になりたいなら来るな、世界一になりたいなら来い』でした。

二川先生が今まで作ってこられた様々な建築の本が並ぶ前で建築に対する思い、

本作り、そのための写真のあり方について話される姿に圧倒さたのをよく覚えています。

 

そして世界に発信する本に対する責任、建築の素晴らしさを伝える責任、

建築を通してみる様々なことに対する視野の広さは当時の私の考えの及ぶところにはない遠い世界の話のように聞こえました。

就職が決まった時、二川先生は建築写真に50年自分が真剣に向き合ってきたがまだ発展途上、

完成はしていないので『君たちが受け継いで次のステップに持っていってほしい』と話され

自分の考えていた建築写真家としての将来像の小ささが恥ずかしくなり、同時に感銘を受けたのを覚えています。

 

撮影の機会をいただくようになってからしばらくは撮影してきた成果を二川先生に見せても

空間が撮れていない、本のための写真が撮れていない、撮ってはいけない無駄な写真がある、

建築のことがわかっていないと言われ続け何度も撮り直し、考える日々が続きました。

しばらくは考えても考えても答えがわからず、暗闇の中を手探りで見えないゴールに向かっている気持ちでした。

写真をただ綺麗に撮ることは大前提、その裏にある哲学、建築の素晴らしさを理解し表現することが

建築写真の本質であって一番大事なことだと、言葉の意味を理解するだけでなく実践するのには

しばらくの時間がかかったように思います。

 

まだまだ勉強中ですが、現在はうっすら見えるゴールの方向に向かっているといった状況かと思います。

二川先生が最後に取り組まれた大きなプロジェクトを始めた時、数日かけてロケハンをしましたが、

後日ご自分で撮影された写真を見て反省しておられたのがすごく印象的でした。

50年全力で走ってこられた方でさえまだその先にあるゴールを目指している、

建築写真の本当の意味での深さを感じました。

 

その後2年にわたりプロジェクトに二川先生は力を注がれ、素晴らしいものを残してくれました。

私は後を追いかけ、多くを学ばせていただきました。

GAでの経験を経て独立した今、自分の責任で建築写真を撮影する機会をいただいています。

これからも今までの経験を活かし、建築の素晴らしさを伝える写真が撮れるよう

日々努力していきたいと考えています。

@2017 katsutanaka.com

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